2024/05/10 補助金
https://shoryokuka.smrj.go.jp/
ものづくり補助金や、事業再構築補助金の予算が縮小され、更に求められる要件や採択率がどんどん厳しくなっていますよね。そんな中、設備投資に使える補助金として次の目玉になると期待されている「中小企業省力化省力化投資補助金」。補助率はは1/2、最大補助額が1000万円なので、他の補助金と比較すると補助額は少々物足りない、と感じるかもしれませんが、驚くべきはその予定採択数。総予算5000億円、2年半かけて約12万件を採択する予定だそうです。
しかも、申請作業や要件が比較的簡単そうで、中小機構が用意する「カタログHP」の登録された商品と販売者を選ぶ必要があるようですが、長い事業計画書を書く必要もなさそう。2000万円くらいの工作機械や自動化設備を導入するには超魅力的な補助事業になる。。。!と期待したいるのですが、、
正直、今のところはよく分からないなあ、という感じです。特に製造業にとってはほとんど使い道のない補助事業です。
登録されているのは配膳ロボットや清掃ロボット、スチームコンベクションオーブン(何それ?)券売機など。しかも、それぞれの商品ごとに、購入できるユーザの業界が決まっており、例えば清掃ロボットの場合、宿泊業と飲食サービス業の会社しか申請できないんです。
いまのところ、製造業の会社が申請できるのは自動倉庫だけ。商品は1モデルも登録されていないけど。そもそも自動倉庫って、2000万円で買えるようなもんなの??
まあおそらくこれから時間をかけてジャンル、登録商品が増えていくのだと思いますけど、、、ちなみに2024年度だけで4万件以上採択されるそうです。オーブンとか券売機を買う会社ってそんなにたくさんあるの??該当する設備のメーカ、例えばグローリー工業なんかにとっては嬉しい限りでしょうけど、、、
特に製造業に関わる人間にとっては、今のままでは全く魅力を感じないですよね~。まあ気長に待っておきましょう。ちなみに全15回公募ある予定ですが、基本的には1社1回しか採択されないそうです。なもんで、焦ってたいして欲しくも無い清掃ロボットとかを無理に申請せず、本当にほしい商品が登録されるまで待ったほうが良さそうです